創業50周年を迎えて
当社は、昭和46年11月に、三吉工業青森工場として創業以来50周年の節目を迎えることが出来ました。
これもひとえに今日まで支えてくださいましたお客様、協力会社様、そして従業員とそのご家族のおかげと心より感謝申し上げます。
当時は、高度経済成長期で急速な発展に伴い、人、物、情報が東京圏に集中する中、地方での経済活性化のことと人材確保を考え、創業者である、平吉男他五戸町出身の方々も多くこの地に工場を立地することを決意し現在に至っております。
当社は常に「ものづくりのエキスパート」を目指し、新しい技術に挑んでまいりました。
創業当時は、精密プレス金型の機械加工、研磨加工の技術そしてその金型を使用してのプレス加工の技術、それと共に農機具部品の製造で、精密板金加工と溶接の技術を取得しその後は、大型プラントの熱交換器の製作で、ステンレス、銅、鉛、チタン等の異材溶接技術にも挑戦し取得しました。
現在は真空装置の製造で更に精度の必要な溶接と、大型機械加工技術に挑戦し、日進月歩の技術環境に素早く対応すると同時に、企業理念である「企業は人なり」で社員教育をはじめとし、10年、20年先を見据えた先行投資で、企業の生き残りを考え、目先の損得に惑わされることなく、将来を見通した開拓を心がけてまいりました。
新規事業に親会社である三吉工業から取得した農地と当社取得の山林合わせて7町歩を利用し、当社の今までの積み上げた経験を生かし強みである機械製造業と地場の農業生産のノウハウを活かし、食品の加工製造業に着手して、アフターコロナ後の、外部環境等に左右されにくい事業の確立を目標とし、リンゴやニンニク等の県内食材を加工製造し、多発している地震や、水害等の有事に備えた非常食ビジネスへの参入を検討進めて参ります。
最後に「企業は人なり」、優秀な人材なくして良い仕事は出来ません。
さらに素晴らしいお客様、協力会社があっての企業であります。
次の60周年に向けてより一層の努力の上邁進してまいりますので、今後ともより一層のご指導、ご鞭撻を受け賜りますようお願い申し上げます。
令和5年10月吉日
代表取締役 社長 沼沢 裕公